がん宣告されたとき私は
なんでがんとわかったかというと、近所の内科の先生が見つけてくれたからです。
体調が悪いなぁと思い始めたのはその日(がん宣告の日)よりどのくらい前だったのか覚えていません。
ただ、その日より2週間前くらいからは、起きていられないくらい具合が悪く、横になってばかりいました。
そりゃそうだよ。肝臓に腫瘍があるんだからw
近所の内科に行こうと思ったのは、膀胱がおかしくなったからです。
医者はお腹を触ったらわかったみたいで、すぐにCTを撮り腫瘍とわかりました。
卵巣というのはだいたい親指くらいの大きさなんだそうですが、その時私の卵巣は(たぶん自分から見て左側)赤ちゃんの頭くらいの大きさになっていたそうです。
そこまで放置できる私ってすごい。
腹膜にも転移していたから?なのか、そのときは腹水も溜まっていました。
具合が悪くなってからはろくに食事も摂れなかったのに、お腹周りがなんとなく太くなってました。
それと、ポチャポチャという音もしてたんです。
あとで抜いてもらったら、1.7リットルくらいあったと言ってました。
近所の内科の先生は、すぐに専門の病院を紹介してくれました。
そこで、悪性かどうかをチェックして、がんとわかったので、その後すぐにがん専門の病院に回されました。
最後の病院で、これはステージ4だよと言われたとき、なんとなく心当たりがありました。
がんだということではなくて、がんになる理由です。
なので、やっぱりね。なんて思ったんです。
私の好きな作家が書いていたのですが、何かに怖がっているときって漠然とした恐怖みたいなものにおびえているような状態だと思うんですが、結局それが何かがわかったときにはもう恐怖ではなくって、対処する問題になっているというようなことです。
私はそのときはなんだか心底ホッとしました。
最初に内科でがんかも?みたいなことを言われて、最後の病院にたどり着くまでのたった2日間が一番辛い時間でした。
がんの専門医のそばにいて、専門の病院にたどり着いたことで私はすっかり安心したのでした。
この時、医者は、私にいろいろな説明をしていましたが、心の中ではどうやらもう長くはないかもと思っていたようです。