闘病生活が楽しかった話
入院中はとても楽しかったなぁ。
同室の人たちとお友達になって、毎日美味しいものを食べたり、おしゃべりしたりしていた。
死にそうだと思ってるから自分の友達も全員お見舞いに来てくれたし、ホント、暇しなかった。
私は調子のいい時は普通に飲みに行っていた(お酒は飲まなかったけど)し、どうしようもない古いビルの踊り場にもマスクもしないで出かけていた。
海にも行ったし、できなかったことはほとんどなかったです。
私の主治医は、病人になったらダメだと言いました。
それは私もそうだなと思いました。
もちろん、できないこともあったし、体も弱るから寝てることも多かったけど、やせ細って、帽子をかぶり、俯いて背中を丸めて歩くなんて絶対にやらないって思いました。
主治医はいつもおしゃれをしてくださいと言っていて、それが嫌だという人もいたけど、私は元々おしゃれしたりメイクしたりすることが好きだったので、遊びに行くときはもちろん、病院にも病気じゃない時と同じくらいおしゃれをして行っていました。
そんな感じの医者だったので、だいたい好きなことはやれっていう感じだったんです。
銭湯や生寿司もOK。
え?って思う人もいるかもしれないけど、常識の範囲内だったら大丈夫って言う人だったんだよね。
まぁ、生寿司なんて食べたくならないから、食べたいんだったら食べたほうがいいよって私も思う。
銭湯は行きたかったけど、毛がまるでない私を見たら、周りの人がいい気持ちはしないだろうと思って、ある程度毛が生えるまでは行きませんでした。
さすがに銭湯の中でヅラはかぶれないからw
がんになって一番良かったことは、体重が落ちたこと!
いつもダイエットのことばかり考えていたので、10kg以上落ちたことはほんとに嬉しいことだった。
最初の入院は手術と抗がん剤治療の1回目をやったので、出るときもしかしたらと思って体重を量ったら、6kg痩せてた!
飛び上がって喜んだら、周りの患者さんたちは、苦笑しながら、よかったねーと言ってくれました。
痩せた体は、どんな服でも着れて嬉しかったな。
治療は初夏からはじまったので、アイスクリームや冷たい果物、お友達と焼肉など、どれだけ食べても太らなくて嬉しかった!
今現在は、元通りになりましたけどね・・・・
闘病中は痩せたからなのか、病気だからなのかわからないけど、いつも着ていたグレーなどの落ち着いた色は着たくなくて、カラフルな色の下着や服をたくさん買って着ていました。
病院内でもかわいい色の花柄などのTシャツや帽子を着てましたよ。
その時お世話になったのがユニクロさんでした。
可愛い色の服がたくさんあって、安いからいっぱい買えたし、すごく楽しかった。
ユニクロさんにはとてもお世話になったな。
あと、サーティワンのアイスクリームも死ぬほど食べた。
味がわからなくなるので、味の濃い色の綺麗なアイスをたくさん食べました。
アイスクリームを食べられる日は限られていたけど、なぜか大好きだったハーゲンダッツはダメでした。ちょっと生っぽすぎたのかな~・・・
今も以前より食べたくなくなったかも。
すっかりサーティワン派になってしまったw